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コーヒーに憑かれた男たち (中公文庫)

この本は、深焼きコーヒーが好きな人の本です。...
この本には3人の巨匠が出てきますが、いずれも自家焙煎喫茶店の草分け的存在の人たちだと思えます。 その代表格とも言える関口氏は、珈琲に関する書籍も出している著名人のようですが、彼はジャーマン・ローストが最良と考えているようです。 読み進んで理解できたのですが、筆者とその支持者たちはコーヒーの酸味が苦手のようで、深焼きの苦味が強い珈琲が好きなようです。 珈琲は緑茶や紅茶と違って酸味のある飲み物です。 その酸味が苦手な人たちが真のコーヒー好きと言えるものなのか、私にはおおいに疑問の残るところです。 本の中にありますが、珈琲は焙煎で味が決まり、産地銘柄はさほど大切な要素ではないように書かれています。 また、酸味の強いモカでさえ、深く焙煎したなら酸味は感じないと、至極もっともなことが書かれてもいます。 珈琲は深く焙煎するにつれ、カフェインを含めた成分が炭化して消えてしまいます。 別な言い方をすると、焙煎が深くなるほど産地銘柄に関係なく、ただ苦いだけの珈琲になってゆきます。 極端に深く焼いたのがアイスコーヒー用の豆ですが、喫茶店やレストランから焙煎業者にオーダーが行く場合に、単にアイスコーヒーの豆とだけ注文をし、誰もがそのアイスコーヒーに使われている原材料に無関心です。 また珈琲問屋(生豆販売店)にアイスコーヒー用と言えば、もっとも安い(悪く言えばクズ豆)豆を出されます。 これは深く焙煎したなら、どんな豆でも同じような味になるからです。 中焼きのコーヒーと深焼きのコーヒーの関係は、緑茶とほうじ茶の関係に似ています。 ほうじ茶の原料も、選別した後に残ったクズ茶を使うか、もしくは古く酸化して商品にならなくなったものを使います。 また、お茶の銘柄や産地にこだわっても、誰もがほうじ茶の産地銘柄を問いません。 緑茶で味わうから産地やグレードにこだわるのであり、その産出地の個性を味わうことができます。 同じように珈琲も中焼きで味わうから、それぞれの産地によるバラエティに富んだ味が味わえるのです。 本の中にも書いてありますが、珈琲は焙煎で味が決まり、良く焙煎できたものは抽出方法に影響されないとあります。 これもそのはずで、緑茶だから淹れ方で味が違い、下手に淹れると渋みが出ますが、ほうじ茶は誰がどのように淹れても一定の味が出ます。 私はほうじ茶専門に飲んでいる人から、お茶の講釈を聞きたくはないですし、深焼き珈琲を飲んでいる人から、珈琲の講釈を聞きたいとは思いません。

コーヒー職人達の人生...
珈琲業界で著名な三人を中心に珈琲作りに執念を燃やす人達の秘話は楽しかったです。頑固職人ばかりで、名人達の言葉から珈琲の奥深さを知ることができます。もっと美味しい珈琲が飲みたいと思っている方は、本書を読めば更に美味しい珈琲がどこかに存在することが分かると思います。名人達が何十年も追求する位、奥深いのですから。また、本書に出てくる喫茶店に行ったことがある方は、より興味深く読むことが出来ると思います。昔、三店の珈琲を飲んだ時、それぞれ味が非常に異なると感じましたが、何故そう感じたのか本書を読んでやっと理解できました。それにしても、喫茶店「もか」の店主は本当に個性的で、この方だけでも面白い自伝が一冊書けそうです。

たかがコーヒーされどコーヒー...
毎日コーヒーを飲む私にとって、この本は、とても興味深く読むことができました。とくにブルマンがなぜ高値なのか?と、コーヒーに人生を捧げた「もか」店主、標交紀さんに関することが、とても心に残りました。

よみごたえ十分...
元新聞記者らしく綿密な取材に基づいたうえに、コーヒーへの情熱があふれた意欲作です。文章も簡潔で、しかも知らず知らず物知りになれます。例えば・・ 西部劇に出てくるコーヒーはトルココーヒー。 アメリカンコーヒーの意外な由来。 深煎り用の豆の急減と世界経済の関係。 日本のコーヒーは今や世界一。 コーヒーに命を捧げた4人の男たちと、その周りの女たちのドラマも面白い。初めは「このペースで文庫260ページも続くのか」と危惧するほど、新聞の「ひと」欄のノリだったのに、ぐいぐい引き込まれる筆力に驚きます。 自家焙煎+ネルドリップ(本書の男たちのこだわり)のコーヒー片手にぜひ一読を。

コーヒーの鬼がゆく―吉祥寺「もか」遺聞
カテゴリー : 書籍
コーヒーの鬼がゆく―吉祥寺「もか」遺聞
逝去された標氏への追悼の意を込めて出版されたものと思われる。 焙煎コーヒーにとり憑かれた名人・標氏の人生を中心に,お弟子さんや他の名人のコメントなども絡め...
田口護の珈琲大全
カテゴリー : 書籍
田口護の珈琲大全
珈琲について真面目に知りたいと思う方にお勧めです。奇をてらったところがなく、珈琲の品種から欠点豆の見分け方、焙煎、抽出と淡々と詳細に説明されています。むしろこの淡々とした説明に喫茶店屋の年月の重...
究極の自家焙煎術
カテゴリー : 書籍
究極の自家焙煎術
この本のとおり焙煎すればいいです。あとは、豆によって違いがありますので徐々にノウハウを積み上げていけばよいのではないでしょうか。実はそれが一番時間のかかるさぎょうですけど・・・。焙煎についてはニュート...
珈琲一杯の薬理学
カテゴリー : 書籍
珈琲一杯の薬理学
糖尿病などの生活習慣病に対し予防効果がある事実は、非常に興味深く参考になりました。歴史的にみても、コーヒーが薬の作用があることもよくわかり、毎朝の飲むコーヒーや喫茶店で飲む...
コーヒーハンター―幻のブルボン・ポワントゥ復活
カテゴリー : 書籍
コーヒーハンター―幻のブルボン・ポワントゥ復活
「コーヒーハンター」というタイトルからは内容が少々判りづらいが、実際にコーヒーハンターの名に負けない経験と知識を持つ著者がその半生を書き下ろした、コーヒー好きにはたまらない一冊だ。その内容は植村直己...
コーヒー「こつ」の科学―コーヒーを正しく知るために
カテゴリー : 書籍
コーヒー「こつ」の科学―コーヒーを正しく知るために
本を読み終えたとき、コーヒーの森を散歩し終えた不思議な気分になります。おそらく何度も読み返すでしょう。コーヒーを元に、何かをしようとしている人にとっては、最良...
珈琲の楽しみ方BOOK―豆の選び方・挽き方、ブレンドの仕方がわかる (カンガルー文庫)
カテゴリー : 書籍
珈琲の楽しみ方BOOK―豆の選び方・挽き方、ブレンドの仕方がわかる (カンガルー文庫)
コーヒーをよく飲むのですが、これまでペーパードリップで飲んでいたので、そろそろちゃんとした飲み方で飲もうと思い買ったのがこの本です。必要最低限の知識をこの本で身につけること...
コーヒーの香味を探る+風味表現用語集
カテゴリー : 書籍
コーヒーの香味を探る+風味表現用語集
コーヒー学のすすめ―豆の栽培からカップ一杯まで
カテゴリー : 書籍
コーヒー学のすすめ―豆の栽培からカップ一杯まで
コーヒーの本というと、どうしても雰囲気やイメージが先行して 著者の思い入れが強すぎたり ウンチクを語るだけの本になっていたり おし...
コーヒー味わいの「こつ」
カテゴリー : 書籍
コーヒー味わいの「こつ」
コーヒーをインスタントだけで楽しむだけではもったいない。おいしいコーヒーを飲むためにちょっと一手間。でもおいしいコーヒーを飲む喜びを知ったら止められなくなりますよ。~大きく4つの章からなり、それぞれ、...

[introduction]443嶋中労著『コーヒーの鬼がゆく――吉祥寺 ...
... 前著『コーヒーに憑かれた男たち』(中公文庫,2008年3月, isbn:9784122050105 )では御三家(銀座「カフェ・ド・ランブル」(→ http://www.h6.dion.ne.jp/~lambre/ )の関口一郎,泪 ...

【休肝日】「コーヒーに憑かれた男たち」
... コーヒーに憑かれた男たち (中公文庫) (2008/03/23) 嶋中 労 商品詳細を見る 登場するのはコーヒーに自分の人生をささげた男たち。 自家焙煎を究めようとした吉祥寺「もか」の店主標。 戦後日本の文化と共に生きた銀座「ランブル」の店主関口。 ...

コーヒーに憑かれた男たち (中公文庫 し 40-1)
コーヒーに憑かれた男たち (中公文庫 し 40-1) 本・雑誌 / 暮らし・健康・子育て 嶋中 労 中央公論新社 (2008-03-23) 定価:780円 / Amazon価格:780円 ISBN:9784122050105 シゴタノ!管理人の本棚 詳細ページ

サミットで首脳が飲んだコーヒー
今日は上京のついでに「カフェ・バッハ」に足を運びました。ここは、『コーヒーに憑かれた男たち』(嶋中労著)に紹介されている「御三家」の一つで、このうち吉祥寺の「もか」は店主が亡くなったため、今は銀座の「カフェ・ド・ランブル」と双璧をなす ...

コーヒーの鬼がゆく 吉祥寺「もか」遺聞
... 前作の” コーヒーに憑かれた男たち ”と内容が一部 かぶっていることと、吉祥寺「もか」 標交紀 さんへの スポットが薄く感じられました。 標交紀 さんを浮き出したいがために周りの登場人物が あまりに登場しすぎた感もあり、なぜか集中できず。 ...

【楽読11~本屋→喫茶店のコンボを楽しむ~】楽読のすすめ- ...
... では、楽しい読書ライフを。 【再読の50冊】 今まで紹介した本の中から、もう一度読みたい1冊をピックアップ。 ひと言コメントもついています。 きょうはコレ! コーヒーに憑かれた男たち (中公文庫)/嶋中 労 ¥780 Amazon.co.jp コーヒーを飲み ...

『コーヒーの鬼がゆく~吉祥寺「もか」遺聞』
... ただ、内容は、 前著『 コーヒーに憑かれた男たち 』と、 ほぼ同じ内容でした。 明らかにネタ切れ感が滲んでいて、 二冊目をこの分量で書くには、 取材が不足していたのではないでしょうか。 ...

札幌にある幻のコーヒー
『コーヒーに憑かれた男たち』(嶋中労著)には、コーヒーの3大名店として、「カフェ・ド・ランブル」(銀座)、「カフェ・バッハ」(南千住)、「もか」(吉祥寺)が紹介されていますが、もう一つ大阪にあった「リヒト珈琲」が紹介されています。 ...

東京に暮らすという贅沢
今日は久々に上京し、「カフェ・ド・ランブル」(中央区銀座8-10-15)に行ってきました。この店は、『コーヒーに憑かれた男たち』(嶋中労著)に紹介されている3大名店の一つで、あとの二つは、「カフェ・バッハ」(南千住)、「もか」(吉祥寺)ですが ...

『コーヒーに憑かれた男たち』
... 南先住の方は未体験ですが、うちからだとそれほどアクセスは悪くありませんし、機会を見つけて是非行ってみたいと思っています。 嶋中労『コーヒーに憑かれた男たち』(中公文庫)

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